Inochi2Dをシェルとして使うSAORIの開発ページ


ここは現在開発中の、Inochi2Dをシェルとして使うSAORIの開発用ページです。
これについての解説や、テスト用のゴーストの配布をここで行っています。
細かい事はさておいて、とりあえずゴーストをDLしたい方はこちらから。


■ そもそもInochi2Dとは何ぞや?

簡単に言うと、Live2Dのような事が出来るものです。
画像をリアルタイムにモーフィング変形させて描画する事で、
滑らかなアニメーションや立体的な動きを表現出来たりします。
簡易物理演算などの機能も存在するため、よりリアルなキャラクターの動きが実現できます。
オープンソースで開発されているモノで、無料で利用する事が可能です。
GitHubはこちら→Inochi2D

■ Inochi2Dはどうやって使うの?

Inochi2D自体は規格のようなものですので、その規格を使用したモデルを用意する必要があります。
Inochi2Dモデルの作成には、専用のツールを使用します。
こちらもInochi2D同様オープンソースで公開されており、無料で利用する事が出来ます。
なお、有料版も存在し、無料版と機能的な差はありませんが、
無料版の方では起動時に数秒間スキップ出来ない告知メッセージが表示されるようになっているみたいです。

細かい使い方については、検索して頂くと色々と出てくると思います、が、日本語での解説はまだ少なめな印象ですので、
SAORI開発が一段落したら、私の方でもまとめてみたいと思います。
GitHubはこちら→Inochi Creator

■ 実際どんな感じのものが作れるの?

各GitHubページに飛んで行って頂けるとサンプルは存在しますが、
私の方で試しに作ってみたものもありますので、以下に掲載させて頂きます。

まずこれが何も操作していない、立ち絵の画像です。



これに対し、設定したパラメータを操作してみると、

このように、パラメータ毎に対応する部位がパラメータの値によって変形するため、 立ち絵を動かすことが出来る、というものです。

また、以下のようにパラメータをどのフレームでどの値に変化させるか、というのを事前に設定しておくと、
それを一つのアニメーションとして定義する事も可能です。


■ 開発中のSAORIはどういうもの?

前述のInochi Creatorにて製作された、Inochi2Dモデル(.inx)をシェルとして描画するものです。
先ほど紹介したパラメータをSAORI側で制御する事で立ち絵を動かしたり、
事前に設定しておいたアニメーションを再生したり、みたいな事が出来るものになる予定です。
その他、ゴースト的に必要な機能も実装していきたいと思っています。

なお、開発にはInochi2dSharpを利用させて頂いております。
GitHubはこちら→Inochi2dSharp

■ 動作環境について

開発環境はWindows 11 Proの日本語環境、ベースウェアはSSPです。
これ以外の環境での動作は基本的に未確認ですが、
DirectSSTPを利用していたり、SSP拡張SSTPの利用もしているので、
Windows+SSP以外の環境では動作しない前提で考えて頂けたらと思います。
また、Inochi2Dモデルの描画にOpenGLを利用しています。
そのため、OpenGL未対応の環境(未対応のグラフィックボード・オンボード環境や仮想環境など)では動作しない場合があります。
あらかじめご了承ください。

■ テスト用ゴースト



※ ご利用にあたって
動作環境については前述の通りです。
また、現段階で実装しているSAORIは、前述の通り開発中のものです。
そのため、様々な制限や不具合、不安定な挙動などが存在します。
ご理解の上で、ご利用ください。
ダウンロード

■ 不具合や要望などについて

何か御座いましたらWeb拍手にてご連絡ください。
テスト用ゴーストの動作や挙動についてでも、SAORIについての質問や要望でもなんでもどうぞ。
返信が必要な場合は、普段のゴースト更新時などに合わせて行わせて頂きます。